2008年09月09日(火)
全米不動産協会、2008年中古住宅販売見通し再び引き下げ
[金融・経済]
全米不動産協会(NAR)は9日に発表した月次住宅市場見通しで、2008年の中古住宅販売見通しを一段と引き下げた。最新予測は前年比11.4%減の501万戸。前月の報告での514万 8000戸から3ヶ月連続の下方修正である。協会チーフエコノミストは修正理由について具体的な説明は見送っている。しかし、住宅販売ペンディング指数が上昇、低下を繰り返していることや景気の不確実なことを指摘し、また地域間でも販売情勢に開きがあることを取り上げ、不安定な市場が続いていることを示唆したといえる。
NARは2009年の中古販売についても、550万6000戸から535万5000戸にさらなる引き下げを行った。それでも、前年比プラスの見方は維持しており、また2008年分の引き下げが大きいため伸び率は6.9%と前月の報告と大きな変化はない。
中古住宅販売価格は中央値ベースで 2008年に前年比7.0%低下して20万3600ドルと予想しており、前月時点での20万6700ドルから下方修正した。前月に引き上げた以上の改定でもある。2009年には2.4%高い 20万8500万ドルになるとの見通し。やはり前月時点での予測21万5800万ドルを下回る。
一方、NARは新築市場に関しても引き続き慎重だ。住宅ストック調整が続くのを見越して2008年に前年比28.7%減の96万6000戸になるとみている。ただ、前回報告での推定96万戸から僅かにも上方修正である。2009年の着工件数は80万1000戸に減少と見ている。新築の販売になると、2008年を前年比34.4%減の50万8000戸、2009年は8.9%減の46万3000戸とした。いずれも1000戸の下方修正である。
NARの新築の販売価格は2008年分を前月報告での 23万9300ドルから23万5100ドルの見通しに改定した。前年比7.0%下落の見通しである。2009年分は2.4%上昇の24万2800ドルと見通しており、従来予測の25万3000ドルから引き下げた。
Posted by 直 9/9/08 - 16:05



