2008年09月12日(金)
債券:なお強い金融不安で利回り曲線スティープニング
[場況]
10年債利回り:3.82↑0.08
債券市場では、短期物に買いが入り、長期債は売りを浴びた。金融不安がなお強いことが、安全資産を求めて短期債に関心が向いたためである。経済指標も予想外の小売売上高減少や予想以上の生産者物価指数下落は支援でも、ミシガン大消費者指数の改善が将来の消費見通しを明るくするとの判断から長期債売りの展開である。
前夕に米証券大手リーマン・ブラザーズの身売りで米財務省と米連邦準備理事会(FRB)が交渉仲介との報道が流れ、夜間取引より相場全体を支えている。しかし、通常取引に入って利回り曲線に着目した動きも加わり、このため、長期金利の指標10年債利回りに上昇圧力が強まった。消費者指数上昇を受けて3.7%を超える上昇だ。午後にいったん伸び悩んだが、結局は今月初め以来の3.7%台前半で終了である。長短金利差の目安である2年債との利回り格差は8月下旬以来で1.5ポイントを超える大幅拡大となった。
Posted by 直 9/12/08 - 18:26



