2023年04月14日(金)
世界石油需要は中国主導で前年比200万バレル増加、IEA
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は14日に発表した月報で、2023年の世界石油需要が日量1億190万バレルと、前年から200万バレル増加するとの見通しを示した。非OECD諸国の需要増が背景にあり、中でも中国の需要回復がそのうちの90%を占めるという。一方でOECD諸国の需要は伸び悩み、1-3月期には前年同期比で39万バレル、2-四半期連続の減少になるという。2023年度の需要の伸びの57%は、ジェット燃料/ケロシンの増加によるものとなる。
世界石油生産は、OPECプラスが日量140万バレル追加減産を決定したことにより、3月から年末まで日量40万バレル減少すると予想される。2023年の通年では前年比で120万バレルの増加と、2022年に460万バレルの増加となったのから伸びが鈍化する。非OPEC+の生産量は米国のブラジルを中心に前年比で190万バレル増加、OPEC+の生産は76万バレルの減少となる。ロシアの石油輸出は2月に日量810万バレルと、前月から60万バレル増加、2020年4月以来の高水準となった。このうち石油製品の輸出は310万バレルと、前月から45万バレル増加した。
製油所稼働は2023年通年で日量8,200万バレルと、前月から10万バレル引き下げられた。1-3月期の低迷が背景にある。4-6月期には前年同期比210万バレルと、1-3月期の伸びから倍増、米国の稼働率の回復と中国の稼働が予想以上に活発になるとの見方が背景にある。
世界の石油在庫は、2月は前月からほぼ横ばいと、1月に5,890万バレルの大幅積み増しとなったのから急速に伸び悩む格好となった。洋上在庫が1,150万バレル、非OECD諸国の在庫が210万バレルそれぞれ減少した一方、OECD諸国の在庫は880万バレルの積み増しとなった。OECD諸国の民間在庫は960万バレルの積み増し、過去5年平均を750万バレル下回る水準まで回復した。速報データによると、米国や欧州、日本の在庫は3月に3,890万バレルの取り崩ししとなった。
Posted by 松 4/14/23 - 06:32



