2010年11月12日(金)
IEA、2011年世界石油需要を前月から30万バレル引き上げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は12日に発表した月報で、2011年の世界石油需要を日量8,850万バレルと推定、前月から30万バレル上方修正した。7-9月期のデータが予想を上回ったことを理由にOECD諸国を中心に需要見通しを引き上げた。前年比では2011年が120万バレルの増加となる。2010年の需要は日量8,730万バレルと36万バレルの引き上げとなった。
10月の世界石油供給は日量8,760万バレルと前月から80万バレル増加、カスピ海沿岸やノルウェーの定期点検が終了したことや、米メキシコ湾岸でハリケーン被害がなかったことが背景にある。非OPEC諸国の産油量は2011年が日量5,340万バレルと前月から30万バレル引き上げ、2010年度は日量5,260万バレルで据え置きとなった。
OPECの10月産油量は日量2,915万バレルと前月から4万バレルの小幅増。OPECに対する石油需要(Call on OPEC)は2011年度が日量2,940万バレルと、2010年の2,960万バレルから減少する。
2010年7-9月期の製油所稼働は日量7,570万バレルと前年同期から220万バレル増加。10月のOECD諸国の稼働は精製マージンの低下とフランスの労働者ストの影響があり、日量3,460万バレルと前月から240万バレル減少、1993年以来の低水準に落ち込む見通し。10-12月期の見通しは、日量7,390万バレルとなっている。11月にはOECD諸国の稼働が回復するほか、中国も稼働率が上がると見られている。
OECD諸国の石油在庫は9月末時点で27億5,000万バレルと前月から4,280万バレル減少、消費の59.9日分となった。欧州の急速な在庫取り崩しが背景にある。速報データに基づくと、10月末時点では180万バレルと小幅に増加する見通しだが、洋上在庫は減少すると見られる。
Posted by 松 11/12/10 - 09:17



