2010年11月23日(火)
7-9月期GDPは前期比2.52%増に上方修正、予想上回る
[経済指標]
実質国内総生産(GDP)改定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 10年3Q | 速報値 | 10年2Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↑2.52% | ↑2.01% | ↑1.72% | ↑ 2.4% | |
| 個人消費 | ↑2.82% | ↑2.56% | ↑2.20% | ||
| 国内投資 | ↑12.42% | ↑12.76% | ↑26.22% | ||
| 物価指標 | |||||
| >GDPデフレーター | ↑2.29% | ↑2.27% | ↑1.93% | ↑ 2.3% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑1.03% | ↑1.01% | ↓0.05% | NA | |
| >>コア | ↑0.83% | ↑0.81% | ↑1.04% |
米商務省が発表した7-9月期実質国内総生産(GDP)は前期比2.52%増となった。速報の2.01%から上方修正、市場予想も上回った。5-四半期連続の増加で、前期の1.72%から大幅に伸びた。
GDP 引き上げに寄与したのが個人消費支出で、伸び率は2.82%と速報で2.56%だった以上である。5四半期連続アップ、また上方修正により2006年10-12月期以来の高い伸びとなった。消費支出は耐久財だけで7.38%、非耐久財1.76%それぞれアップ。いずれも上方修正だ。さらに具体的に、自動車および部品の伸び率が1.48%から5.51%と大きく改定。エネルギー製品は前期割れのままだが、マイナス幅が速報で6.94%だったのから修正後に2.77%となった。反面、衣料品支出のマイナス幅が1.50%と、こちらは従来推定1.16%以上である。家具・家庭用品への支出は5.52%と速報より若干小幅プラス。食品も速報値に比べてややペースが鈍い2.72%の伸びだった。サービスへの支出が2.47%増え、速報とほぼ変わらない。
設備投資の伸び率は速報で9.75%だったの対し、改定値10.29%である。前期に比べるとまだ小幅だが、上方修正により2四半期連続で1割を超えた。機器・ソフトウエアの投資は16.75%と速報の12.02%を上回る増加。しかし、建造物への投資は3.82%増だったのから5.77%減に改定だ。このため、2008年7-9月期から連続ダウンになる。住宅投資は27.46%減少し、2009年1-3月期以来の大幅マイナス。ただ、速報の29.06%よりマイナス幅はやや縮んだ。
貿易収支では赤字幅が5149億ドルから5067億ドルに下方修正となった。それでも、2008年7-9月期以降最大の赤字になる。輸出が6.29%と速報以上に伸び、モノだけで増加幅が5.53%に上方修正。しかし、サービス輸出は8.10%と僅かにも速報以下の前期比プラスである。輸入は16.78%増加した。速報の17.43%より低い伸び。モノが17.46%、サービス13.75%それぞれアップでいずれも下方修正だった。貿易赤字は GDPを1.76ポイント削減し、速報の2.01ポイント以下、前期の3.50%の約半分である。
在庫投資は速報で1155億ドル増加だったのが1115億ドル増加に改定となった。GDPへの寄与度が1.30ポイントと、速報値1.44ポイントより小さくなった。
政府支出が3.99%伸びた。2四半期連続アップとなり、また速報での3.35%から上方修正となったため、7-9月期は2009年4-6月期以来の高い伸びになる。連邦政府で支出は8.87%と速報並みに増え、地方政府が速報で0.24%減だったのから0.78%増に改定。2四半期連続プラスとなる。
物価については、個人消費支出物価指数(PCE)が1.03%、エネルギーと食品を除いたコア指数が0.83%それぞれ上昇した。速報での伸び率はPCE全体1.01%、コア0.81%だった。前年比較にすると全体の上昇率が速報の1.43%から1.44%に若干の上方修正。しかし、コア指数 1.29%で据え置きだった。
Posted by 松 11/23/10 - 08:36



