2010年11月26日(金)
世界小麦生産見通し据え置き、コーンは1000万トン引き下げ
[穀物・大豆]
国際穀物理事会(IGC)は世界穀物需給の月次報告で、2010/11年度の世界小麦生産見通しを6億 4400万トンとした。8月から据え置いたままである。前年からは4.87%減少の見方。南半球では収穫ペースが速まり、ブラジル、アルゼンチンの生産見通し改善という。一方、オーストラリア東部は雨で遅れたままと指摘。イールドや品質の低下観測も広がりつつあるとした。米国とウクライナの生産見通しもやや下方修正。
世界消費見通しは200万トン引き上げ、前年比1.54%増の6億6000 万トンとした。アジア太平洋で飼料需要が事前予想以上になるとの見方が修正に寄与。貿易についても飼料需要を背景に200万トンの上方修正で、1億2200万トンと見通す。それでも、前年からは3.94%減少の見方で、中東の製粉用小麦需要ダウンを挙げた。2010/11年度の期末在庫見通しは1億8000万トンで、300万トン引き下げた。前年比は8.16%減少となる。
IGCは、2010/11年度の世界コーン生産見通しを400万トン引き下げた。修正によって8億1000万トンとなり、従来の増産見通しが0.12%と僅かにも前年度を下回る見方にシフト。米国とブラジルの修正が理由という。コーン消費予測は前年比3.32%増の8億4000万トンを維持した。飼料需要を米国と韓国を引き下げ、全体で300万トン下方修正。4億8700万トンと見越す。反面、米国のエタノール燃料向け消費は増加とし、また世界の工業需要も従来予測より300万トン多い2億2800万トンという。
2010/11 年度の貿易見通しも前月時点で見越していた9400万トンのままで、9.30%増加の見方だ。期末在庫に関すると、400万トンの下方修正で、前年比20.39%減の1億2100万トンと見通す。
Posted by 直 11/26/10 - 10:34



