2012年02月29日(水)
10-12月期GDP改定値は前期比2.98%増に上方修正、予想も上回る
[経済指標]
実質国内総生産(GDP)改定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 11年4Q | 速報値 | 11年3Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↑2.98% | ↑2.75% | ↑1.81% | ↑ 2.8% | |
| 個人消費 | ↑2.15% | ↑2.04% | ↑1.75% | ||
| 国内投資 | ↑20.56% | ↑20.00% | ↑1.31% | ||
| 物価指標 | |||||
| >GDPデフレーター | ↑0.89% | ↑0.44% | ↑2.57% | ↑ 0.4% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑1.17% | ↑0.70% | ↑2.34% | NA | |
| >>コア | ↑1.30% | ↑1.07% | ↑2.06% |
米商務省によると、昨年10-12月期実質国内総生産(GDP)は前期比2.98%増となった。速報での伸び率2.75%から上方修正。市場予想も上回る。GDPは2009年7-9月期から10四半期連続アップで、また10-12月期は2010年4-6月期以来の高い伸びである。
経済の3分の2を占める個人消費支出が速報で2.04%増だったのから2.15%増加に改定となった。4四半期ぶりの大幅プラス。消費も2009年7-9月期から増加基調を続けている。耐久財が15.30%増え、これも速報の伸び率の14.81%以上だ。自動車および部品で37.85%増え、家具8.70%増加。いずれも速報値から上方修正となった。一方、非耐久財は前期より0.39%高く、速報で1.65%増加だったのから下方修正。食品の速報値は0.12%増だったのが、改定値で前期比マイナス。しかも、減少率は1.40%と2010年4-6月期以降最も大きい。エネルギー製品は3.69%減少。速報段階での0.45%以上の落ち込みで、前期から減少ペースが速まった格好でもある。非耐久財で、衣料品は3.26%増加し、速報の3.03%増から上方修正。サービスでの消費支出は0.74%増えた。2009年10-12月期から連続アップで、また速報の0.22%から引き上げ。
設備投資は速報の1.73%増から2.79%増に改定となった。建造物への投資で前期比マイナスだが、速報値の7.24%より小幅の2.62%ダウン。一方、機器・ソフトウエアへの投資は4.83%増加し、5.20%増から下方修正だった。
住宅投資は前期比11.53%増えた。2010年4-6月期以来の高い伸びであり、また速報の10.87%より高い伸び。
貿易収支で赤字幅が4058億ドルから4044億ドルに修正となった。ただ、前期の4028億ドルからは拡大。輸出が4.26%増え、輸入は3.80%アップ。それぞれ速報の伸び率4.65%、4.38%を下回る。ただ、サービス輸入だけは5.52%増から5.98%に上方修正だった。
政府支出が前期比4.36%減った。2010年10-12月期から連続ダウンで、またマイナス幅は3四半期ぶりに大きい。それでも、速報で4.56%減少だったのから修正である。連邦政府による支出が7.31%減から6.96%減、州・自治体で2.65%減から2.57%減にそれぞれ改定。
在庫投資は543億ドル増加し、速報の560億ドルから引き下げとなった。3四半期ぶりにGDP増加に寄与しているのだが、下方修正により寄与度は速報の1.94ポイントから1.88%ポイントに縮小。
物価については、個人消費支出物価指数(PCE)が前期比1.17%上昇した。2010年4-6月期以来の低い伸びであるが、速報の0.70%からは引き上げである。エネルギーと食品を除いたコア指数伸び率も4四半期ぶりの小幅プラスであるのだが、やはり速報値1.07%から1.17%に上方改定だ。前年比ならPCE2.46%、コア1.45%の上昇。それぞれ速報の伸び率が2.55%、コア1.74%だったのから下方改定となった。
Posted by 松 2/29/12 - 08:35



