2012年11月29日(木)
7-9月期GDPは前期比2.67%増に上方修正、予想は下回る
[経済指標]
実質国内総生産(GDP)改定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 12年3Q | 速報値 | 12年2Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↑2.67% | ↑2.01% | ↑1.25% | ↑ 2.8% | |
| 個人消費 | ↑1.40% | ↑2.01% | ↑1.50% | ||
| 国内投資 | ↑6.67% | ↑0.53% | ↑0.70% | ||
| 物価指標 | |||||
| >GDPデフレーター | ↑2.73% | ↑2.83% | ↑1.55% | ↑ 2.8% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑1.60% | ↑1.80% | ↑0.68% | NA | |
| >>コア | ↑1.10% | ↑1.32% | ↑1.71% |
米商務省によると、7-9月期実質国内総生産(GDP)は前期比で2.67%の増加となった。速報の2.01%から上方修正で、2009年10-12月期以降最も大きな伸び率。ただ、市場予想は下回った。
経済の3分の2を占める個人消費支出は1.40%増と、速報での2.01%から下方改定された。サービスは0.34%増えて、速報の0.82%より小幅のプラスに修正。非耐久財は1.13%増加で、速報の2.43%の半分以下にとどまった。食品、衣料品はそれぞれ0.88%、5.35%の増加で、速報での伸び率より小さくなった。エネルギー製品は速報で0.15%増だったのから、3.77%減少に改定となった。耐久財は8.69%増加と、速報での8.53%よりプラス幅が若干大きくなった。自動車および部品は10.21%アップで、速報の7.27%から情報買改定。一方家具は8.23%増だったのから6.02%増に下方修正となった。
設備投資は2.22%減少と、速報でのマイナス幅1.26%から下方修正された。昨年1-3月期以来のマイナスで、2009年10-12月期以降最もきつい落ち込みとなった。機器・ソフトウエアは速報での横ばいから2.67%減少に修正、一方建造物への投資は1.02%減少で、速報値の4.38%からマイナス幅が大きく縮んだ。
住宅投資は14.29%増えた。6-四半期連続アップだが、伸び率は速報の14.41%から下方修正された。
貿易収支で赤字幅が速報の4137億ドルから4030億ドルに改定、GDPにはマイナス要素だが、寄与率は0.14ポイントと速報値の0.18ポイントから縮小した。輸出は1.11%増加で、モノだけでは0.24%の増加。速報では前期からそれぞれ1.62%、3.50%減少だったのから大きく修正された。輸入は0.23%減から0.11%増に改定、モノは前期からのマイナス幅が1.34%から1.00%に縮小した。サービスは輸出が3.26%、輸入5.88%と、揃って速報以上の伸びとなった。
在庫投資は4-四半期連続で増加、プラス幅も341億ドルから613億ドルに拡大した。GDPには速報で0.12ポイントのマイナス要素だったのが、改定値では0.77%のプラスとなった。
政府支出は前期に比べて3.48%増加と、2010年4-6月期以来のプラス。ただ、速報の3.66%から伸び率は引き下げられた。連邦政府は9.51%増と従来の推定より小幅下方修正。地方政府の支出は2009年10-12月期からの減少基調を続けており、マイナス幅も0.11%から0.36%に修正された。
物価については、個人消費支出物価指数(PCE)が前期比1.60%上昇、エネルギーと食品を除いたコア指数は1.10%上がった。いずれも速報の伸び率1.80%、1.32%から下方修正となる。前年比の伸び率はPCEで1.45%の上昇と、従来推定の1.50%から引き下げ、コアは1.64%上昇と見られていたのから1.58%上昇に改定となった。
Posted by 松 11/29/12 - 08:38



