2012年12月20日(木)
7-9月期GDP確定値は前期比3.11%増に大幅上方修正、予想上回る
[経済指標]
実質国内総生産(GDP)確定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 12年3Q | 改定値 | 12年2Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↑3.11% | ↑2.67% | ↑1.25% | ↑2.7% | |
| 個人消費 | ↑1.58% | ↑1.40% | ↑1.50% | ||
| 国内投資 | ↑6.56% | ↑6.67% | ↑0.70% | ||
| 物価指標 | |||||
| >GDPデフレーター | ↑2.66% | ↑2.73% | ↑1.55% | ↑2.7% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑1.59% | ↑1.60% | ↑0.68% | NA | |
| >>コア | ↑1.09% | ↑1.10% | ↑1.71% |
米商務省によると、7-9月期実質国内総生産(GDP)は前期比3.11%増となった。2009年10-12月期以降最も大きな伸び率。しかも、改定値2.67%から上方修正である。市場予想と比べても大きな伸び率である。
経済の3分の2を占める個人消費支出は1.58%増となり、改定値での伸び率1.40%から引き上げた。ただ、速報での2.01%は依然として下回る。耐久財の伸び率を8.69%から8.88%に修正。2四半期振りのプラス転換である。ただ、自動車および部品が9.97%、家具は5.72%それぞれ増えて、いずれも従来推定より小幅プラスになった。非耐久財は1.13%増から1.19%増に僅かに改定。エネルギー製品は前期比マイナスでも減少幅が改定値の3.77%から2.91%に縮小した。衣料品の伸び率は5.35%で、改定値と変わらず。一方、食品は0.29%増と改定値での0.88%より小幅プラスになった。サービスは0.55%増加。改定値の0.34%より高い伸びであり、ただ、速報の0.82%は依然として下回る。
貿易収支で赤字幅が改定値の4030億ドルから3952億ドルに引き下げで、2010年1-3月期以降最小の赤字となった。最も小さい。また、速報や改定値ではGDPにマイナス要素だったのが、0.38ポイント寄与する格好となった。輸出は1.92%増加し、モノだけで1.07%アップ。改定値での伸び率1.11%、0.24%からそれぞれ引き上げ。サービスも改定値で3.26%増だったのよりやや高い伸びで3.95%となった。輸入は0.62%落ちた。改定値の0.11%増から下方修正で、速報でみられていた0.23%減以上に大きなマイナス幅でもある。モノは前期からのマイナス幅が1.24%で、改定値の1.00%より大きい。一方、サービス輸入は2.53%で、従来推定の伸び率5.88%から縮小。
設備投資は1.82%減った。昨年1-3月期以来のマイナスで、また2009年10-12月期以降最もきつい落ち込みとなった。ただ、マイナス幅は改定値2.22%より小さい。機器・ソフトウエアは2.57%減で、建造物への投資は横ばい。改定値では2.67%、1.02%それぞれ減少だった。
在庫投資は4四半期連続で増加した。ただ、プラス幅が613億ドルから603億ドルにやや引き下げ。GDPへの寄与度が改定値で0.77ポイントだったのから0.73ポイントに縮小した。
住宅投資は13.55%増えた。6四半期連続アップ。ただ、伸び率は14.29%から引き下げである。
政府支出は前期から3.88%増加した。2010年4-6月期以来のプラスで、2009年4-6月期以来の高い伸び。また、改定値の3.48%から引き上げとなり、速報の伸び率3.66%も上回る。連邦政府は9.47%増と従来の推定9.51%増より小幅の下方修正。地方政府の支出は0.36%減から0.30%増に改定で、2009年7-9月期以来のプラス転換になった。
物価については、個人消費支出物価指数(PCE)が前期比1.59%上昇、エネルギーと食品を除いたコア指数は1.09%上がった。いずれも改定値の伸び率1.60%、1.10%とほぼ変わらない。前年比の伸び率はPCEで1.45%、コア1.58%と改定値のままである。
Posted by 松 12/20/12 - 08:38



