2008年05月16日(金)
石油価格上昇の背景には金融市場の混乱、サウジ石油相
[エネルギー]
サウジ国営通信が伝えたところによると、同国のヌアイミ石油相は15日、韓国でのスピーチで、石油価格が史上最高値まで上昇した背景には、供給不足よりも金融市場の混乱があるとの見方を示した。同国は09年末までに生産能力が日量1,250万バレルまで増加するとの見通しを改めて示した他、国際企業と組んで国内3ヶ所に製油所を建設する計画が進んでおり、精製能力は日量100万バレルになることも明らかにした。国内や海外の製油所への投資は900億ドルに上り、2012年までに精製能力は2倍になるという。
現在の市場については、石油や他の商品市場は金市場との関連性を強めており、市場のボラティリティーを急速に高くしているとした。金融市場は独自の理屈やメカニズムを持っており、市場の境界を超えて常に違った材料や要素に影響されていると指摘。往々にして規制が緩いとも批判した。石油価格は短期的に、需給バランスよりもこうした理屈によって動いていると分析した。
また、アジアの需要は2030年までに日量2,000万バレルは増加し世界の需要増の60%を占めるとすると予想、そのうちの80%は中東からの石油に依存することになるとの見通しも示した。アジアは国内の石油需要増に応えるため、製油所の新規建設や既存の精製能力向上に1,500億ドルの投資が必要になるとも述べている。
Posted by 松 5/16/08 - 07:27



