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2019年09月12日(木)

IEA、世界石油需要の伸びを前月から据え置き
  [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は12日に発表した月報で、2019年の世界需要の伸びを日量110万バレルと推定、前月から据え置きとした。2020年の伸びは130万バレルと、こちらも修正は見られなかった。2019年前半の伸びは日量50万バレル、6月には20万バレルにまで落ち込んだ。貿易問題による経済環境の悪化が背景にある。2019年後半の需要は、前年度の落ち込みが大きかったこともあり、大幅に回復。7月には前年比で日量130万バレル増加した。

8月の非OPEC産油国の生産は日量1億70万バレルと前月から増加。ハリケーンの影響で落ち込んだ米国の生産が、53万バレル回復したことが背景にある。ノルウェーやブラジルの生産増も押し上げとなり、今年度の生産の伸びは日量190万バレル、2020年は230万バレルに達するという。こうした動きにより、OPECに対する石油需要は2020年前半に日量2,830万バレルにまで減少、今年8月の生産量を140万バレル下回る格好となる。OPECプラスの減産遵守率は8月に116%まで低下、米国の生産量はサウジをやや上回り、世界最大の生産国となった。

製油所稼動は7月に底打ちとなり、2019年10-12期にかけて前年比で増加に転じると予想される。製油所マージンは現在2019年の最高水準にあるが、製油所の稼動が活発になるにつれて低下する可能性が高いと思われる。

OECD諸国の在庫は、7月末時点で29億3,100万バレルと、前月から150万バレル増加した。過去5年平均は1,970万バレル上回る水準にある。在庫は消費の60.5日分と、前月から0.1日分増加したが、過去の平均は1.0日下回る水準にある。速報データによると、8月末時点の在庫は米国と欧州で減少、日本では増加したと見られている。また洋上在庫は6,610万バレルと、8月に790万バレル増加した。イランからの供給をタンカーで保持する傾向が強まっていることが背景にある。

Posted by 松    9/12/19 - 06:59 

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