2019年09月16日(月)
19/20年世界小麦生産見通し下方修正、前年からは増加・ABARES
[穀物・大豆]
オーストラリア農業資源経済科学局(ABARES)は四半期ごとの商品レポートで、2019/20年度の世界小麦生産見通しを7億6600万トンと、6月時点での7億7000万トンからやや引き下げた。それでも、前年比にすると4.7%増加する。黒海周辺地域を1億2000万トンから1億1500万トンに下方修正し、全体を押し下げた格好になる。
ほかの国・地域に関すると、欧州連合(EU)を1億5000万トンで据え置き。米国の生産予想は5100万トンから5390万トン、インドを9960万トンから1億100万トン、中国を1億3100万トンから1億3200万トンにそれぞれ引き上げた。米国とインドは上方修正によって前年から増加の見方に転じた。
2019/20年度の世界小麦消費は前年比2.0%増の7億5300万トンになるとの従来予想を維持した。食用が5億2600万トンで修正なし。しかし、飼料用は1億4600万トンから1億5000万トンに引き上げた。それぞれ前年から1.5%、7.4%の増加。
貿易が1億7800万トンになる見通しを維持した。ただ、2018/19年度の推定を1億7400万トンから1億6700万トンに引き下げたため、前年からの伸び率が6.7%と従来の2.3%より大きくなった。主要国別の輸出について、米国を200万トン引き上げて2650万トンとし、アルゼンチンも1390万トンから1450万トンに小幅上方修正。一方、EUは2620万トンから2600万トンに引き下げた。黒海周辺地域は6120万トンから5990万トンに下方修正し、この結果、前年との比較で1.0%減少の見方にシフトした。もっとも、ロシアとカザフスタンをそれぞれ3560万トンから3360万トン、770万トンから720万トンに引き下げたのに対し、ウクライナは1790万トンから1930万トンに引き上げた。カナダは2310万トンで据え置き。オーストラリアは1170万トンから1090万トンに下方修正した。
期末在庫に関すると、2億8100万トンから2億7400万トンに下方修正したが、前年からは3.7%膨らむと見通した。
Posted by 直 9/16/19 - 12:20



