2007年10月25日(木)
IGC、07/08年度の世界小麦生産推定を引き上げ
[穀物・大豆]
国際穀物理事会(IGC)は25日に発表した世界の2007/08年度穀物生産推定で、小麦を6億190万トンとした。前回報告より50万トン引き上げた。前年度から1.9%増加の見方である。ロシアとカザフスタンをそれぞれ100万トン上方修正し、アルゼンチンもやや引き上げた。米国は120万トンの下方修正。欧州連合(EU)は90万トン引き下げ、フランス、ドイツ、英国と3大生産国全て前回報告より低めの推定にした。2008/09年度については、前回報告と同じく作付が前年度から3%増えると予想しており、面積にして2億2000万ヘクタールになるとの見方を示した。北米、EU、旧ソ連諸国での増反を見込んでいるという。
2007/08年度の世界コーン生産推定は7億6550万トンから7億6570万トンに小幅の修正を行った。前年比較で1.0%増をみている格好だ。主要生産国で修正となったのは米国で100万トン、ウクライナ20万トンそれぞれ引き上げ。フランスも前回報告より10万トン多めにみているが、ハンガリーは40万トン引き下げとなった。
Posted by 直