2007年10月31日(水)
消費国の需給は冬の需要期に向け引き締まる、EIA局長
[エネルギー]
米エネルギー省情報局(EIA)のカルーソ局長は31日、ロンドンの石油会議で講演を行い、石油生産余力の不足や原油と石油製品在庫の低迷などにより、消費国の需給は冬の需要期に向けて非常にタイトになるとの見通しを示した。
産油国の生産余力に関しても、そのほとんどが米国の製油所に適していない重質油を産するサウジに偏っているとし、対策を講じる余裕がほとんどないとした。また、地政学リスクや投機的な動きが価格に影響しているのは確かだが、ファンダメンタルズが強くなければここまで(の上昇)に至っていないと指摘、需給逼迫が今の状況を作り出していることを改めて強調した。
Posted by 直