2007年11月29日(木)
爆発事故によりカナダと米国を結ぶ主要石油パイプラインが閉鎖
[エネルギー]
爆発事故によりカナダと米国を結ぶ主要石油パイプラインが閉鎖
[エネルギー]
エンブリッジ社は29日、前日午後に発生した爆発事故によってカナダと米国を結ぶ主要石油パイプラインを閉鎖したことを明らかにした。事故が起こったのは、ミネソタ州クリアブルックにある同社ターミナルの南東3マイルの地点。ライン3と呼ばれるパイプラインを点検のため閉鎖した後に爆発したという。このため隣接するライン1、2、4の3本のパイプラインも稼動を停止、合計で日量150万バレルの石油輸送が停止した模様。広報担当者は、火災が沈静化するまで稼動再開までにどの程度の期間を要するかも把握できないとしている。
火災を起こしたライン3はカナダのアルバータ州とウィスコンシン州スーペリアを結んでおり、カナダ産原油を日量45万バレルのペースで米国に輸送している。今月13日にも油漏れのため一時的に稼動を停止したばかり。このパイプラインからの原油を供給元としている米中西部の製油所は硫黄分の多い原油を処理することが出来ないため、代替の原油供給はWTIのみに依存することになる可能性が高い。
Posted by 直