2007年11月28日(水)
7-9月期金融機関決算、純利益は4年半ぶり低水準・FDIC
[金融・経済]
米連邦預金保険公社(FDIC)が28日に発表した調査報告によると、FDICの保険対象である約8500の銀行及び貯蓄機関の7-9月期純利益は前年同期比24.7%減の287億ドルとなった。FDICによると利益が300億ドルに到達しなかったのは2003年1-3月期以来。調査対象の金融機関のほぼ半数が収益の前年割れをみたという。FDICは貸倒引当金の積み増しが加速したことや金利収入の縮小を減益要因に挙げており、特に住宅ローンによる影響が大きかったことを指摘している。
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米経済成長続くも、ペース落ちる・ベージュブック
[経済指標]
米連邦準備理事会(FRB)は28日に発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、調査の対象期間であった10月から11月半ばにかけて全国的に経済成長が続いたものの、ペースは前回報告より落ちたとの見解を示した。7つの地区連銀がスローダウンを伝え、残る5行は緩やかな拡大あるいはまだら模様との評価だったという。
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2008/09年度ブラジルコーヒー収穫、5000万袋下回る見方流れる
[コーヒー]
ブラジルの関係者の間では2008/09年度コーヒー収穫が5000万袋を下回るとの見通しが流れ始めている。地元の有力コーヒー組合エコノミストによる4300万袋予想なども聞かれるほか、農業顧問サフラスのアナリストは5000万袋の可能性はあるとしても、開花期の乾燥によりチャンスは小さくなったとコメントしている。
8月から10月半ばにかけての雨不足が見通し引き下げの理由として挙げられているが、それ以降は降雨が続き、土壌水分も改善した。なお、農務省食品供給公社(CONAB)の2007/08年度推定が3262万5000袋。CONABは08/09年度の予測をまだ発表していない。
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アルゼンチン、小麦輸出登録の受付を一時停止
[穀物・大豆]
アルゼンチン農協局広報は28日、小麦輸出登録の受付を5営業日の間停止すると発表した。最近の降霜による新穀への被害状況を調べるためという。政府は13日に約8ヵ月ぶりとなる輸出登録の受付を再開したが、現地紙によると27日時点で約700万トン相当に上った。政府は輸出需要が伸びているところに降霜ダメージからの減産も加わって国内供給が落ち込むことを懸念している模様。
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07年度の金ディヘッジングは400トンを超える、ソシエテジェネラル
[メタル]
ソシエテジェネラルとゴールドフィールズ・ミネラルサービス(GFMS)が28日に発表したレポートによると、2007年度の産金会社によるディヘッジング(ヘッジはずし)は400トンを超えるという。7-9月期末のヘッジポジションは1,014トン(3,261万トロイオンス)と前期から31トン(98万トロイオンス)減少した。2008年度以降は3年間にわたって年間124トン(400万トロイオンス)の割合でディヘッジングが進むとしている。
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需要がある限り十分な石油を供給する用意がある、OPEC議長
[エネルギー]
OPECのアル・ハミリ議長は28日、シンガポールで開かれた中東アジアエネルギーサミットで講演を行い、OPECは需要がある限り、いつ、何処にでも十分な石油を供給する用意があることを強調した。現在上流部門で120ヶ所以上、総額1,500億ドルを超える新規開発プロジェクトが予定されており、加盟国の生産能力は、2012年までに現在から日量500万バレル以上増加するという。
現在の市場は製油所能力の不足や地政学リスク、リスクヘッジや投機的な動きなど一時的な要因によって動いており、ファンダメンタルズを反映しているとはいえないと指摘した。
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2007年11月27日(火)
2008年米GDP、1.9%増見通し・全米市長協会
[金融・経済]
全米市長協会が27日に発表した調査によると、2008年の米実質国内総生産(GDP)は前年比1.9%増にとどまる見通しとなっている。全国各地で新規住宅投資減少や建設支出及びセクター収入減少、また住宅価格の下落を反映して消費支出が落ちるとみられ、GDPを1660億ドル削減するとの見方である。また、調査報告は雇用の52万4000件ダウンも予想している。
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南ア鉱山労働者、来月4日に全国ストへ
[メタル]
南アフリカの全国鉱山労働者組合(NUM)は27日、来月4日に全国ストライキを行うことを明かした。鉱山で事故は絶えず死者が続出しているため、安全性の保証を求めて一日ストを決行するという。組合によると、約24万人の労働者が参加する見通し。
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来月OPEC総会で日量50万バレル増産決定の可能性・イラク石油相
[エネルギー]
イラクの石油相は27日に米通信社ダウ・ジョーンズとの電話インタビューで、石油輸出国機構(OPEC)が来月5日の総会で日量50万バレル増産を決定する可能性があると述べた。ただ、現時点ですでに潤沢な供給があることを指摘し、追加増産でも石油価格は下がらないとの見方も示唆。価格上昇は需給ひっ迫ではなく市場の投機筋によって発生したものとコメントした。
同相はこのほか、総会でドル安が議題になることを否定し、通貨バスケットの効果を話し合うこともないという。先日開いたOPECサミットにおいて、ドル安の影響について討議する石油相や経済相で構成する委員会を設けることで加盟国が合意したことを指摘し、来月の総会に経済相は出席しないと強調した。
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EU、穀物輸入関税の一年間撤廃を承認
[穀物・大豆]
欧州連合(EU)加盟国は27日、穀物輸入関税の一年間撤廃を承認した。免税は需要増加と価格上昇の対策とした欧州委員会の提案であり、ポルトガル農相によると全ての加盟国が合意した。
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ブラジル顧問会社、07/08年度の大豆作付見通しを一段と引き下げ
[穀物・大豆]
ブラジルの農業顧問アグルーラルは27日、2007/08年度の国内大豆収穫見通しを従来の6280万トンから6240万トンに引き下げたことを明かした。最大の生産地マット・グロッソ州で10月初めの乾燥気候により作付が遅れ、現地農家には綿花作付に転じる向きがあるためためという。アグルーラルは同州の作付推定を580万ヘクタールから560万ヘクタールに修正した。国内全体で2240万ヘクタールをみており、こちらは前回報告より10万ヘクタール小さい。
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