2008年07月29日(火)
5月ケースシラー住宅価格指数、10都市総合は前年比16.88%下落
[経済指標]
米調査会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が29日に発表した5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は10都市総合で前月比 1.04%、20都市総合では0.86%それぞれ下がった。10都市総合はこれで23ヶ月連続、20都市総合が22ヶ月続けてそれぞれダウン。ただし、いずれも前月に比べて低下ペースはスローダウンし、揃って昨年9月以来の小幅マイナスである。また、各指数ともこれで3ヶ月連続して前月を下回る下げ率となった。
指数は下げ渋りでも、前月割れとなった都市は前月調査から1都市増えて13だった。最もきつい落ち込みはマイアミの3.61%。ラスベガスとフェニックスが2%を超える下落となった。上昇した7都市で伸び率が一番高かったのはボストンの1.05%。次いで、ダラスの1.04%、シャーロット1.02%である。ほかの4都市は1%未満の上昇だった。
5月の指数を前年比較すると10都市総合が16.88%下がり、 20都市総合は15.78%下落した。前年比はいずれの指数も過去最大の落ち込み。都市別でみても全てが前年割れとなった。前月に続いて10都市が2ケタの指数下落、7都市は2割を超える下げである。前年比で最もきつい下げとなった都市はラスベガスで28.36%。マイアミが28.32%低下して続いた。
Posted by 直