2008年08月14日(木)
7月消費者物価指数は前月比0.82%上昇、予想大きく上回る
[砂糖]
米労働省が発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.82%上昇した。6月に2005年9月以来となる1.06%上昇からはややスローダウンとなったが、それでも市場予想を上回っている。
エネルギー価格が 3.95%のプラスで、このうち、ガソリンは4.11%上昇。いずれも、前月より低い伸びである。反面、ガス・電力は4.03高く、前月以上の伸び率を記録した。エネルギーとともに変動の激しい食品価格は0.90%アップで、年初からの最高水準である。食用油が2%を超える値上がりとなり、食肉から野菜・果物、穀物、乳製品と広範囲にわたって1%以上上がった。
エネルギーと食品を除いたコア指数は0.33%上昇した。前月の0.32%とほぼ同水準の伸び率である。コア指数もまた市場が見越していたより高い。アパレルが1.24%上がり、前月にほぼ横ばいだったのから値上がりが進んだ。特に婦人服や靴の価格上昇が顕著である。レクレーションが0.38%と前月の2倍を超える値上がりとなり、新車、教育も前月以上の上昇。一方、家賃が 0.29%、宿泊料金0.68%それぞれ上がり、前月から伸び悩んだ。航空運賃も6月に4%強高かったのが1.27%上昇にとどまった。
CPIは前年同月に比べて5.52%上がり、これは1991年1月以来の大幅上昇となる。コア指数は2.51%上がり、1月時点での前年比伸び率2.47%を上回って今年最高を更新した。
Posted by 直