2008年09月16日(火)
豪州ABARE、2008/09年度小麦生産見通し引き下げ
[穀物・大豆]
豪資源経済局(ABARE)は16日に発表したクロップレポートで、同国の2008/09年度小麦生産見通しを引き下げた。最新予測は前年比72.24%増の2246万トン。6月時点で見越していた2368万トンから5.15%の下方修正である。作付面積は6月時点でみていた1397万1000ヘクタールから1355万2000ヘクタールに引き下げ、前年から9.77%増の見方。イールド見通しも1.70から1.66トンにカットした。それでも前年度の1.06トンより高い。
ABAREは冬の降雨が平年並みあるいはそれ以下だったことを認識しながら、影響は地域間で開きがあることを指摘し、また全体的には作柄改善が見込まれるという。ABAREは作付から生産、イールド揃って見通しを下方修正したが、いずれも干ばつ被害の激しかった前年度はもちろん、5年平均も上回る見方を維持している。なお、目先の降雨がABARE予想の生産水準に到達するかかぎを握るともコメント。
Posted by 直