2008年09月22日(月)
石油価格1バレル100ドルは依然高過ぎ・IEA幹部
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)幹部は22日の記者会見で、石油価格の1バレル100ドルを依然として高過ぎると述べた。地政学リスクや自然災害、政府補助が価格変動に起因しているとコメント。同氏は20-100ドルのレンジを適正とした。
同氏はまた、ハリケーン「グスタフ」や「アイク」によってメキシコ湾の石油生産に影響が出た際の市場の反応薄などを挙げて、年初からは相場が落ち着いているとも認識したが、来年は再び需給が逼迫する懸念を示唆している。世界的な金融焦げ付きで資金調達が難しくなり、石油やガスなどエネルギー関連計画中止や延期が起きるとの見方である。ただ、具体的なインパクトの規模は推定しにくいともいう。同氏は来年の石油需要について今年の日量8680万バレルから1%増加を見越していることを明かした。
Posted by 直