2008年09月24日(水)
8月の中古住宅販売、前月比2%減少で予想も下回る
[経済指標]
全米不動産協会が一戸建てとコンドミニアムあわせて算出した中古住宅販売は8月に年率換算で前月比2.19%減の491万戸となった。7月に2月以来の水準に増えたのが、再びマイナス転落した格好で、市場予想も下回った。ただ、6月の販売件数よりはやや多い。なお、7月の販売件数は速報段階での500万戸から502万戸に改定となった。
8 月の販売は北東部で6.59%減少した。西部でも5.31%ダウン。一方、中西部の販売は0.88%増加し、114万戸と3ヶ月ぶりの高水準である。南部でも0.54%増えた。前年比較すると全体で10.73%減った。西部だけ前年から4.90%増え、ほかの市場ではいずれも1割を超えるマイナス。
住宅ストックは前月比6.99%減の425万5000戸だった。販売以上に減少したことから、ストック/販売比率は前月の10.9ヶ月(修正値)から 10.4ヶ月にダウン。これは3月以来の低水準だ。販売価格は中央値で20万3100ドルだった。前年同月と比べて9.49%下落。西部で23.90%と大幅ダウンとなり、ほかの市場でもペースこそ鈍いが前年割れである。平均値にしても全ての市場が前年を下回り、全体で8.87%下がった。
Posted by 直