2008年09月25日(木)
8月新築住宅販売は前月比11.54%減、予想大きく下回る
[経済指標]
米商務省によると、8月の新築一戸建て住宅販売は年率で前月比11.54%減の46万戸となった。1991年1月以来の低水準。市場予想も大きく下回った。なお、7月の販売件数は速報段階での51万5000戸から52万戸に引き上げとなり、また6月分が従来推定の50万3000戸から50万戸、5月の販売件数は51万4000戸から51万5000戸にそれぞれ改定。
8月の市場別販売で最もきつい落ち込みとなったのが西部の36.07% だった。7万8000戸と1982年4月以降みることのなかった水準にダウン。北東部でも31.91%減った。南部の販売は2.13%のマイナス。こちらは1995年4月以来の低水準を更新して27万6000戸となった。中西部だけが7.25%増加し、4ヶ月ぶりのプラス転換。前年比較では全国あわせて 34.47%減少した。西部で 5割減となり、ほかの市場でも揃って前年割れである。
住宅ストックが前月比4.45%減の40万8000 戸となった。昨年5月から16ヶ月連続のマイナスで、2004年8月以来の低水準。ただ、販売の大幅減少により住宅ストックは10.9ヶ月分に相当し、前月の10.3ヶ月(修正値)から上昇した。販売価格は中間値で前年比6.17%下落して22万1900ドル。平均値は前年より12.41%下がっている。
Posted by 直