2008年10月24日(金)
9月中古住宅販売は前月比5.50%増、予想大きく上回る
[経済指標]
全米不動産協会が一戸建てとコンドミニアムあわせて算出した中古住宅販売は9月に年率換算で前月比5.50%増の518万戸となった。昨年8月以来の高水準で、市場予想も大きく上回る。なお、8月の販売件数は速報段階での491万戸から修正なしだった。
9 月の販売は西部で16.82%増加し、この一年間で最高となる12万5000戸である。中西部と南部でも前月からそれぞれ4.39%、2.15%のプラス。北東部の販売だけが前月比マイナスだった。1.18%減少し、84万戸と1月以来の低水準だ。前年比較すると全体で1.37%増加となったが、これは西部で34.41%と大きく増えたのが背景にある。ほかの市場は揃って前年割れ。
住宅ストックは前月比1.59%減の426万6000戸だった。この結果、ストック/販売比率は前月の10.6ヶ月(修正値)から 9.9ヶ月にダウン。2月以来で10ヶ月を下回った。販売価格は中央値で19万1600ドルだった。前年同月と比べて8.98%下落。西部で18.46% と2けたの値下がりとなり、ほかの市場でも西部よりペースは鈍いながらも前年より下がった。平均値にしても全ての市場が前年を下回り、全体で8.78%のマイナス。
Posted by 直