2008年10月27日(月)
9月新築住宅販売は前月比2.65%増、予想上回る
[経済指標]
米商務省によると、9月の新築一戸建て住宅販売は年率で前月比2.65%増の46万4000戸となった。8月に1991年1月以来の水準まで落ち込んだのからやや改善。市場予想も上回った。なお、8月の販売件数は速報段階での46万戸から45万2000戸に引き下げとなった。また7月分が従来推定の52万戸から51万7000戸、6月の販売件数は50万戸から49万9000戸にそれぞれ改定。
9月の販売を市場別でみると、増加、減少が二分した。西部で22.73%増え、南部では0.75%と小幅にも前月比プラスである。一方、北東部で21.43%、2ヶ月連続減少。この結果、販売件数は2 万2000戸と、1973年から市場別のデータも含めるようになってから最小規模となった。中西部では5.80%ダウン。販売は前年比較すると全国あわせて33.14%減った。全ての市場で前年割れとなり、最も落ち込みがきつかったのが北東部の65.08%だ。
住宅ストックが前月比 7.29%減の39万4000 戸だった。17ヶ月連続マイナスとなり、2004年6月以来で40万戸を下回った。ストック/販売比率は10.4ヶ月分に相当し、前月の11.4ヶ月(修正値)から低下した。販売価格は中間値で前年比9.11%下落して21万8400ドル。平均値は前年より5.72%下がった。
Posted by 直