2009年05月06日(水)
石油価格上昇ならOPECの追加減産はない、アルジェリア石油相
[エネルギー]
アルジェリアのヘリル石油相は6日、ダウジョーンズとの電話インタビューに答え、石油価格がこのまま上昇し、世界経済回復の兆候が続くようなら、今月28日の総会でOPECが追加減産を決定することはないとの見方を示した。しかしながら、経済が再びスローダウンすれば生産方針は非常に重要なものとなると、現時点で総会での決定を予想するのは時期尚早とした。また、最新の情報によると昨年12月の総会で決定した減産の遵守率は85%に達し、65万バレルを残すのみとなっているが、これが総会までに90%まで引き上げられる事を望んでいると発言、減産遵守の状況も生産方針決定に大きく影響するとした。
もしこのまま価格が上昇すれば生産を増やし始めるのかとの問いに対しては、OPECは依然として過剰在庫の問題に直面していると、増産の可能性を暗に否定した。現在在庫は消費の61.6日分に達しており、過去5年平均の52日分に比べて10日分も多いとも述べた。
Posted by 直