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2009年05月15日(金)

5月NY連銀指数はマイナス4.55に回復、予想も上回る
  [経済指標]

ニューヨーク連邦準備銀行が発表した5月の製造業景況感指数はマイナス4.55となった。これで13ヶ月連続してゼロを下回る。しかし、前月のマイナス14.65から昨年8月以来の水準に上昇した。市場予想と比べても高い。

出荷が前月のマイナス1.79からプラス1.29に改善した。ゼロを超えたのは昨年7月以来。ほかの活動別指数は揃って縮小を意味するマイナス圏にあるが、大勢は前月よりも高い。雇用はマイナス23.86。5ヶ月連続してゼロより低いものの、5月は今年最高水準となった。在庫はマイナス21.59。前月にマイナス35.96で調査史上最低を更新したのから下げ渋った格好になる。受注残はマイナス10.23と昨年9月以来の高水準だ。しかし、新規受注が前月のマイナス3.88からマイナス9.01に落ちた。

生産コストを示す支払い指数が前月のマイナス11.36.だった。2ヶ月連続してマイナス14.61だったのから上昇し、年初来最高だ。一方、販売価格を表す受取り指数はマイナス17.98だったのがマイナス27.27に落ち、これは 2001年7月に記録が始まって最低である。

6ヶ月先の期待指数は33.10から43.80、2007年10月以来の水準に上昇した。活動別にも改善が多く、雇用が7ヶ月ぶりにゼロを超えた。前月のマイナス4.62からプラス0.65にアップだ。新規受注が46.49と2006年2月以来の水準に改善し、出荷が昨年9月以来の高水準になる39.64。在庫が前月の過去最低となるマイナス21.35からマイナス10.23に上がった。一方、設備投資がマイナス1.14、テクノロジーに限っての投資計画ではマイナス4.55、となり、それぞれ前月より小幅ダウン。

物価見通しに関すると、支払いが7.87から9.09に上昇した。昨年11月以来の高水準になる。受取りは前月のマイナス2.25に対して5月はマイナス2.27となった。

Posted by 直   

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