2009年05月19日(火)
4月の新規住宅着工45.8万戸、過去最低を更新
[経済指標]
米商務省によると、4月の新規住宅着工件数は年率換算で前月比12.76%減の45万8000戸となった。1月に更新した過去最高を更新。市場予想も大きく下回る。
市場別では、北東部の30.56%が最もきつい落ち込みだった。中西部と南部の着工件数もそれぞれ2割強のマイナス。一方、西部だけが増加した。 42.50%アップで、前月落ち込んだ分を回復した格好になる。ただ、前年比較では全ての市場が減少だ。南部の63.53%が市場別で最大のマイナス。全体で54.25%ダウンとなった。
住宅タイプ別では一戸建て前月比が2.79%増加した。しかし、5世帯以上の集合住宅は42.22%減った。前年比だと一戸建ても45.56%のマイナス。集合住宅は74.84%減少した。
先行指標となる建築許可件数は前月より3.33%減少し、49万4000戸となった。建築許可が50万戸を割り込んだのは史上初めて。また、4月は予想外の減少でもある。
市場別では、北東部の建築許可件数が7.14%と最大のマイナスだった。中西部で4.82%、西部で3.38%それぞれダウン。西部は横ばいだった。しかし、前年比較は各市場5割前後の減少となり、全体で50.15%減った。タイプ別にみると、2-4世帯の集合住宅が前月から1割減となり、5世帯以上だと 66.23%落ちた。しかし、一戸建てになると42.35%増加。前年比は、一戸建てと集合住宅いずれも減少。
なお、商務省は未着工を除く2007年1月から2009年3月のデータを修正した。
Posted by 直