2009年05月28日(木)
アルゼンチン取引所、大豆生産推定さらに引き下げ
[穀物・大豆]
アルゼンチンのブエノスアイレス取引所は2008/09年度大豆生産が最終的に3200万トンとどまるとの見方を示した。従来推定の3280万トンより800万トン少なく、シーズン初めに未婚でいた5000万トンも大きく下回る。イールド推定は1.9トン。前年度の 2.9トンから下がり、取引所によると10年以上ぶりの低水準になる。
2008/09年度コーン収穫は1270万トンと見越しているうちの9割以上が終わったと報告した。
取引所はこのほか、2009/10年度の小麦作付が極めて遅れていることを伝えている。土壌水分が非常に低いところへ、前週の乾燥と高温が5月の降雨による効果をそう際したという。また価格下落で生産意欲が後退気味と指摘した。取引所による現時点での作付見通しは前年比18.6%減の370万ヘクタールだが、天候や経済絡みで改善がないと引き下げは十分あり得るとコメント。逆に上方修正の可能性は小さいことも示唆した。
Posted by 直