2009年08月07日(金)
7月失業率は9.36%、予想に反し前月から低下
[経済指標]
米労働省が発表した7月の失業率は9.36%となった。前月の9.51%から低下し、前月比マイナスになったのは昨年4月以来。前月を下回ったのは予想外でもある。
失業率の母数で、実際に就労中の人や就職活動を行なっている失業者など自己申告をベースとした労働力人口は前月から僅かにダウンとなった。また、労働力人口への参加率が前月より0.2ポイント下がり、65.5%と4ヶ月ぶりに1987年9月以来の低水準に戻った。一方、労働力人口に参加せず、しかし仕事を求めている向きがそれぞれ前月から2ヶ月連続で増加した。
労働力人口のうち失業者が前月比1.81%減で、これは昨年4月以来のマイナス転落だ。就業者は0.11%とも失業者より小幅のマイナス。ただ、就業者はこれで3ヶ月連続ダウン。就業者が占める比率は59.4%で、1984年4月以来の低水準を更新した。
Posted by 直