2009年08月11日(火)
4-6月期労働生産性6.43%上昇、予想上回る伸び
[経済指標]
米労働省が発表した4-6月期の労働生産性速報値は年率換算で前期比6.43%上昇した。2003年7-9月以来の高い伸びで、市場予想も上回った。単位労働コストは5.85%、2001年4-6月期の大きな落ち込みである。なお、1-3月期の前期比が従来推定で3.01%上昇から2.73%低下に改定となったことから、2四半期連続マイナスになった。生産は4四半期連続低下。ただ、下げ率は1.68%と前期の8.76%(修正値)を下回る。労働時間は 7.96%落ちた。2007年7-9月期から続けて低下であるものの、前期よりペースは鈍化した。
製造業の生産性は5.28%上昇した。 5四半期ぶりのプラス転換で、また2005年1-3月期以来の高い伸び。耐久財に限ると3.87%、非耐久財が2.04%それぞれ上がった。製造業の単位労働コストが5四半期連続上昇したが、4-6月期は0.51%とこの間で最も低い伸びとなった。
労働省によると、商務省が7月31日に発表した所得統計の改定を取り込み労働生産性データも過去にさかのぼって修正を行った。
Posted by 直