2020年11月25日(水)
20/21年ブラジル中南部砂糖きび圧搾、11月前半は前年比2.24%増
[砂糖]
ブラジル砂糖きび生産者協会(Unica)が発表した国内中南部の2020/21年度(4-3月)砂糖きび収穫報告によると、11月前半の圧搾高は2033万8000トンと前年同期から2.24%増加した。10月前半と後半続けて減少したのから回復。2020/21年度の圧搾高は11月16日時点で5億8573万1000トンと、前年同期を3.69%上回っている。
11月前半の砂糖生産は124万2000トンになり、前年から57.02%増加した。4月から増加基調にあり、しかも、10月の後半に14.40%の増加だったのから、伸びペースが速まった。エタノールは9.58%減少して11億8000万リットルだが、10月後半の26.94%に比べてマイナス幅は小さい。含水エタノールは22.41%ダウンで、これも10月後半より小幅減。無水エタノールは16.77%の増加に転じた。2020/21年度の砂糖生産は11月16日時点で3766万4000トン、前年比にして44.46%増加し、エタノールは前年比8.74%減の282億9500万リットルとなった。
11月16日時点での砂糖きび1トンあたりの糖分含有量(ATR)は145.17キログラムと、前年同期の139.20キログラムを上回った。砂糖きびの消費比率は砂糖生産が前年同期の34.80%から46.49%に上昇、エタノール生産は65.20%から53.51%に低下した。
Posted by 直 11/25/20 - 17:06