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2020年12月15日(火)

IEA、2021年度の世界石油需要見通しを17万バレル下方修正
  [場況]

国際エネルギー機関(IEA)は15日に発表した月報で、2020年の世界石油需要が前年比で日量880万バレル減少すると推定、前月から据え置きとした。2021年度の需要見通しは前月から17万バレルの下方修正、ジェット燃料需要見通しの更なる引き下げが背景にある。2021年度の需要は2019年を日量310万バレル下回ると見られているが、このうちジェット燃料需要の落ち込みが80%を占めており、ガソリンとディーゼル燃料の需要は2019年度の97-99%まで回復するという。

11月の世界石油供給は日量9,270万バレルと、前月から150万バレル増加した。米国の生産がハリケーンのメキシコ湾直撃による落ち込みから回復したほか、リビアの生産増が背景にある。OPECプラスの生産は、来年1月からの日量50万バレルの生産引き上げを前に、12月にも増加する可能性が高いという。OPECプラスの生産増加は、2020年10-12月期の生産増加のほぼすべてを占めており、2021年1-3月期の増加分の80%を占めるなど、市場全体に対する影響力を強めている。OPECプラス以外の産油国の生産は、2020年に130万バレル減少、2021年は40万バレル増加すると見られている。

10月の製油所稼働は、ハリケーンの被害や定期点検の影響よって前月から日量100万バレル減少した。冬場を前にした季節的な需要の落ち込みや原油需給が逼迫傾向にあることは、製油所にとって短期的に厳しい状況を作り出している。石油製品在庫の取り崩しは、10月に2020年度のピークを付け、2021年4-6月期に需要が回復してくるまでは縮小傾向が続くとした。10月末時点でのOECD諸国の在庫は31億2,900万バレルと、前月から5,530万バレル、日量178万バレルのペースで取り崩しが進んだ。在庫は過去5年平均を1億8,340万バレル上回る水準にある。

Posted by 松    12/15/20 - 07:59 

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