2021年07月13日(火)
IEA、2022年の世界石油需要見通しを小幅引き下げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月報で、2021年の世界石油需要が前年比で日量540万バレル増加すると、前月から見通しを据え置いた。2022年には300万バレルの増加と、前月からは10万バレルの下方修正。6月には世界的な景気の回復やCOVID-19ワクチンの接種が進む中、需要は日量9,680万バレルまで回復したという。2022年末までにCOVID-19の感染拡大以前の水準まで回復するとした。2022年にはOECD加盟国の需要が130万バレル増加、非OECD諸国は180万バレル増加する。一方、多くの国でCOVID-19の感染拡大が続いていることは、引き続き需要の低下リスクにつながるとした。
6月の世界供給は日量9,560万バレルと、前月から110万バレル増加した。OPECプラスの減産幅縮小や、それ以外の産油国でメンテナンス終了後に生産が増加したことが主な要因。OPECプラスへの石油需要は、7-9月期が日量4,280万バレル、10-12月期が4,410万バレルと予想されるが、6月の産油量は日量4,090万バレルにとどまっている。OPECプラス以外の産油量は、2021年に日量77万バレル、2022年には160万バレル増加すると見られている。
2021年度の製油所稼働は、6月に日量160万バレル増加した。稼働は7月から8月にかけて更に270万バレル増加すると見られており、10-12月期には季節的な減少に転じると予想される。6月の稼働増加は原油の急騰に=や、製油所マージンの低下の一因になったと見られている。
OECD諸国の石油在庫は、5月末時点で29億4,500万バレルと、前月から1,810万バレル増加した。2016-20年の平均を7,580万バレル、COVID-19の感染拡大以前の2015-19年の平均は1,080万バレル下回っている。速報データによると、6月には米国、欧州、日本の合計で2,180万バレル在庫の取り崩しが進んだ模様。洋上在庫は6月に8,330万バレルと2,370万バレル減少、2020年2月以来の低水準を更新した。
Posted by 松 7/13/21 - 06:04



