2023年09月05日(火)
23/24年世界小麦生産見通し、一段の上方修正でも前年からは減少
[穀物・大豆]
オーストラリア農業資源経済科学局(ABARES)は四半期ごとの商品レポートで、2023/24年度の世界小麦生産見通しを7億9100万トンと、6月時点での7億8800万トンから引き上げた。一段の上方修正だが、前年に記録した過去最高の7億9400万トン(修正値)からは減少の見方に変わらない。米国を4520万トンから4720万トンに引き上げ、黒海周辺地域は1億1500万トンから1億2200万トンに上方修正。インドも200万トン引き上げたが、中国と欧州連合(EU)はそれぞれ300万トン引き下げた。
2023/24年度の世界小麦消費は7億9200万トンから7億9900万トンに引き上げ、前年から1.1%増加の見通しとした。食用は5億9600万トンで据え置き、飼料用を1億4900万トンから1億5600万トンに上方修正。2023/24年度の輸出に関すると、黒海周辺地域を6470万トンから6790万トンに引き上げた。主にロシアの250万トン上方修正によるが、ウクライナも80万トン引き上げた。アルゼンチンは1300万トンから1220万トンに下方修、米国も1970万トンから1910万トンに引き下げた。EUは3620万トンの見通しで修正なし。
ABARESはこのほか、オーストラリアの2023/24年度小麦生産見通しを2538万5000トンとし、前回報告での2621万2000トンから引き下げた。前年比にすると36.0%減少、3年連続の過去最高にブレーキがかかる。作付は3.4%減の1260万2000ヘクタールで、従来の1283万5000ヘクタールから下方修正。オーストラリアの輸出は1925万トンから1875万トンに引き下げ、前年から40.5%落ち込む見通しを示した。
Posted by 直 9/5/23 - 09:14



