2023年09月08日(金)
23/24年世界穀物生産見通し、やや引き下げでも前年比増加・FAO
[穀物・大豆]
国連食糧農業機関(FAO)は月次レポートで、2023/24年度世界穀物生産見通しを28億1490万トンと、7月の前回報告(8月は休み)の28億1900万トンからやや引き下げた。6月に発表した初回予想の28億1310万トンを上回り、前年比0.9%増加だが、2021/22年度に記録した過去最高には届かない。小麦の生産予想を7億8330万トンから7億8110万トンに下方修正、前年から2.6%減少する見通しとなった。カナダと欧州連合(EU)を乾燥要因から下方修正し、中国は逆に多雨の影響を理由に引き下げたという。一方、米国、インド、ウクライナは上方修正。コーンを含めて雑穀は15億1070万トンの予想で、前回報告時の15億1200万トンから僅かに引き下げた。ただ、オオムギとオーツ麦の下方修正が背景にあり、コーンだけなら360万トン引き上げ、12億1500万トンと過去最高になる見通しとした。雑穀生産は前年との比較にすると2.7%増加と、前年の減少から回復の見方である。
2023/24年度の世界消費は28億530万トンの従来予想から280億680万トンに若干修正した。インドの小麦消費上方修正が主な要因で、前年から0.8%増加する。小麦消費は0.6%増えて7億8490万トンで、7億8270万トンから上方修正。雑穀は15億260万トンから15億100万トンに引き下げ、しかし、前年に比べると1.2%増加。
貿易は4億7270万トンから4億6620万トンに引き下げ、初回予想の4億7160万トンも下回る。前年との比較で1.7%減少。小麦を200万トン引き下げて1億9530万トンとし、これも初回予想の1億9370万トンより少ない見通しにシフト。前年比にすると3.5%減少する。一方、雑穀は2億2110万トンから2億1960万トンに上方修正し、前年比は0.8%、3年連続減少見通しに変わらないが、初回予想の2億2140万トン以上を見ている。穀物の期末在庫は8億7810万トンから8億7790万トンに引き下げ、前年に比べると2.2%の増加。
Posted by 直 9/8/23 - 11:45



