2023年12月04日(月)
23/24年世界小麦生産見通し、800万トン下方修正・ABARES
[穀物・大豆]
オーストラリア農業資源経済科学局(ABARES)は四半期ごとの商品レポートで、2023/24年度の世界小麦生産見通しを7億8300万トンと、9月時点での7億9100万トンから800万トン引き下げた。前年に記録した過去最高の7億9400万トンから1.4%減少。インドを200万トン引き下げて1億900万トン、欧州連合(EU)は1億3400万トンから1億3300万トンに下方修正。一方、米国を4720万トンから4930万トン、黒海周辺地域は1億2200万トンから1億2800万トンにそれぞれ引き上げた。中国は修正なし。
2023/24年度の世界小麦消費は7億9900万トンから7億9800万トンに引き下げ、前年から1.1%増加の見通しとした。食用を5億9600万トンから5億9400万トンに下方修正し、飼料用は1億5600万トンを維持した。2023/24年度の輸出に関すると、欧州連合(EU)を3620万トンから3490万トンに引き下げ、前年比0.1%減少見通しに転じた。カナダも2380万トンから2130万トンに下方修正。またアルゼンチンを1220万トンから1000万トンに引き下げたが、それでも前年の2倍以上に膨らむ見通しである。黒海周辺地域は6790万トンから7040万トンに引き上げた。ロシアを100万トン、ウクライナを120万トン、カザフスタンは30万トンそれぞれ上方修正。米国は1910万トンで修正なし。
ABARESはこのほか、オーストラリアの2023/24年度小麦生産見通しを2538万5000トンから3545万トンに小幅引き上げた。ただ、前年も上方修正し、4054万5000トンと4000トンを超える見方になったことから、前年比37.2%減少、3年連続の過去最高にブレーキがかかる。作付は4.2%減の1250万2000ヘクタールで、1260万2000ヘクタールから引き下げた。オーストラリアの輸出は1875万トンから1900万トンに上方修正したものの、前年に比べると40.2%落ち込む見通しである。
Posted by 直 12/4/23 - 09:09



