2023年12月06日(水)
23/24年EU穀物生産見通し、悪天候で下方修正・USDAアタシェ
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)アタシェによると、欧州連合(EU)の2023/24年度穀物生産見通しは2億6900万トンと、従来の2億7087万トンから下方修正となった。スペインの干ばつやブルガリアとルーマニアの高温乾燥、一方で、フランス、ドイツ、ポーランドといった生産大国は夏の多雨と気温低下に見舞われるなど各地の悪天候が修正につながったという。それでも、干ばつ絡みの不作に終わった前年に比べて0.5%と小幅にも増加となる。作付面積が5038万5000ヘクタールから5029万2000ヘクタールに引き下げられ、前年から1.2%減少。
2023/24年度小麦生産推定が1億3460万トンから1億3444万トンに下方修正となった。夏の多雨のために、フランスやドイツ、ポーランドが引き下げられ、スペインは干ばつ絡みの下方修正となった。EU小麦生産は前年比0.3%増加。
コーン生産が6020万トンの見通しで、従来の6000万トンから僅かに引き上げられ、前年と比べて13.8%増加の見通しとなった。ほとんどのEU加盟国の生産はイールド改善によって増加の見通し。ただ、一部で収穫が行われていないことを認識し、生産の下方修正につながる可能性を示唆した。
2023/24年度の穀物輸出は4387万トンの見通しで、従来の4536万トンから引き下げとなった。生産が当初予想を下回るうえ、北アフリカ市場での競争が背景にある。前年に比べると5.1%減少予想。小麦だけで3540万トンから3480万トンに下方修正。前年からは0.3%と小幅増加の見通しにとどまった。穀物消費は2億6019万5000トンから2億5954万7000トンに引き下げられ、前年を1.0%下回る見通しとなった。期末在庫が2783万3000トンから2826万5000トンに下方修正。前年に比べると2.8%減少する。
Posted by 直 12/6/23 - 11:08



