2025年02月12日(水)
コーヒー:大幅反発、前日の急落による割高感解消で買いが加速
[場況]
ICE-USコーヒー5月限終値:420.20↑15.80
NYコーヒーは大幅反発。前日の急落で短期的な割高感がやや解消したこともあり、ブラジルの生産減少観測が改めて買いを呼び込む格好となった。5月限は夜間の時間帯から買いが先行、早朝には420セント台まで一気に値を回復した。買い一巡後は徐々に売りに押し戻され、NYに入ると410セントをやや割り込むまで反落。しばらくは410セント近辺でのもみ合いが続いたが、中盤以降は改めて騰勢を強め、最後は410セント台後半まで値を切り上げて取引を終了した。
目先は一段と値を切り上げる展開を予想する。買われ過ぎ感が高まる中、ポジション整理の売りにいつ大きく押し戻されても不思議ではない状況は続くと思われるが、これで上昇の流れが止まってしまうことはないだろう。CONABが先月28日に発表したレポートで、ブラジルの25/26年度の生産が前年から4.43%減少するとの見通しが示されたことは、今後も相場の大きな下支えとなり続ける可能性が高い。過去に3ドルの大台を超えた2011年や1997年、1977年は、いずれもブラジルで収穫が始まる直前の4月や5月に相場が高値をつけていることを考えれば、上昇余地はまだかなり残っているのではないか。
同国では2021年に大規模な降霜に見舞われた際、被害を受けた多くのコーヒー樹が植え替えられた。植樹から年数の経っていない若い樹には天候面でのストレスに対する耐性が備わっていないこともあり、次年度以降もまだ数年は生産の落ち込みが続くことになるリスクが高いと見ておいたほうがよい。生産コストの高騰を受けて資金力に乏しい農家が肥料や農薬を十分に使用できていないことが、生育に影響するリスクにも注意が必要、高温乾燥が続くなど、生育状況が悪化することがあれば、生産見通しが一段と引き下げられることも十分にあり得るだろう。一方ではベトナムの生産減少を背景に、ロブスタ種に関しても需給逼迫懸念が高まっていることにも注意が必要だ。ロブスタ種からの需要のシフトが進むなら、価格が高騰する中でもアラビカ種に対する需要が思ったほどに大きく落ち込まないこともあるかもしれない。
Posted by 松 2/12/25 - 13:50



