2009年06月03日(水)
財政赤字、金融や景気への影響懸念強い・FRB議長証言
[要人発言]
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は3日に下院予算委員会で金融情勢と財政について証言し、赤字拡大による金融市場への影響懸念を示した。健全な景気に戻るのも難しくなると指摘。債券市場で長期金利が上昇気味なのも財政不安があるだろうと述べ、長期的な財政安定化の重要性を強調した。
それでも、バーナンキ議長は今年後半の成長回復を見込んでいることを示した。最近の経済指標から後退ペースの鈍化サインがみられることを指摘。個人消費が今年に入って横ばいとなっていることや住宅市場に底入れの兆しがあることなどを挙げた。また、企業サイドでは在庫調整が進んでいることから、将来の増産シナリオを支えるとの見方である。
ただ、景気後退が終わり、回復局面に入っても改善ペースは極めて緩やかになるだろうとした。また向こう数ヶ月は失業率がさらに上がり、雇用減少も必至とコメント。一方、景気の緩慢な拡大によりインフレ上昇懸念は抑えられるとも見通す。同時に、デフレリスクも数ヶ月前に比べて後退していることを認識。議員から失業率上昇によるデフレの可能性を問われても、個人消費が最悪を抜けたことなどを指摘し、リスクは完全に拭えなくても見通しは改善していると答えた。
Posted by 直 6/3/09 - 13:00



