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2010年11月05日(金)

10月非農業雇用数は前月から15.1万人増加、予想大きく上回る
  [経済指標]

非農業雇用数
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、単位1,000人

10年10月 前月比 10年9月 市場予想
非農業雇用数 130462 ↑151 ↓41 ↑60.0
民間雇用数 108222 ↑159 ↑107 ↑60.0
週平均労働時間 34.3 ↑0.1 34.2 34.2
時間あたり賃金 $22.73 ↑0.22% ↑0.13% ↑0.1%

米労働省が発表した10月の非農業雇用数は前月比15万1000人増加した。5月以来のプラス転換。市場予想も上回った。一方、発表済みデータの修正により、9月の減少数は速報時の9万5000人から4万1000人に改定。8月の前月比は1000人減と従来推定の5万7000人からダウンである。雇用は年初から10ヶ月間で87万4000人、月平均8万7400人の増加。

政府雇用が8000人減り、これを差し引いて10月の非農業部門雇用数は民間だけで15万9000人増加した。年初からの連続プラスを維持し、また10月は4月以来の大幅増加だ。

資源・鉱業や建設を含めた製造全体の雇用が前月比5000人増加に転じた。しかも、9月の減少数は速報の2万2000人から4000人に改定。鉱業では10月に7000人増となり、これで10ヶ月連続アップである。建設関連では5000人のプラス転換。

製造だけに限ると7000人減った。3ヶ月連続ダウンだが、8月と9月のマイナス幅は従来推定より小さい。耐久財は3000人減少。前月に6000人増(修正値)だったのからマイナス転落。非耐久財は4000人、5ヶ月連続ダウン。ただ、10月は前月の半分の減少にとどまった。産業別にみると、まちまちである。耐久財なら木製品や家具、非耐久財で食品や化学の減少が目立ったが、一方で自動車および部品が3ヶ月ぶりのプラス転換。機械やハイテク、アパレル、石油製品も前月比アップ。テキスタイル製品は前月からダウンでも、テキスタイルは増加した。

民間サービス業は10ヶ月連続増加した。10月は15万4000人と4月以来の大幅増加。また、8月と9月の増加数がそれぞれ従来推定の8万3000人から12万6000人、8万6000人から11万1000人に改定となり、これで3ヶ月続けて10万人以上増えていたことになる。

サービス業で増加が目立った一つは小売である。2万7900人と、1月以来の大幅プラス。自動車ディーラー、家電、アパレル 一般総合店など広範囲で雇用が進んだ。金融セクターでは金融機関・保険が2600人増となり、昨年11月以来で前月を上回った。ただ、不動産・リースで3100人、6ヶ月減少。金融関連セクター全体で1000人減少になる。

プロフェッショナルサービスは4万6000人アップで、4月以来の大幅増となった。事務関連の需要が引き続き堅調なうえ、コンピューターシステムデザインや経営コンサルタントも前月以上。短期派遣は3万4900人と2月以降最大の前月比プラスである。教育が1万9200人増え、これは2009年1月以来の大幅増加。医療の需要も安定している。

政府雇用は5ヶ月連続ダウンだが、6-9月に最大23万6000人、最も少なくても14万4000人減少だったのと比べ、削減ペースは著しくスローダウンした。連邦政府の雇用がやはり 6月から減少を続けているものの、10月は1000人とこの5ヶ月間で最小。州政府は前月横ばい。また、9月は速報の7000人減から6000人増に改定だ。地方自治体の雇用は7000人減った。4月から前月比プラスとなったことはないが、10月の減少数は前月の10分の1以下である。

週間平均労働時間は34.3時間だった。前月比0.1時間増え、市場が予想していた以上である。時間あたり賃金は22.73ドルで、前月から0.23%上がった。前月に比べて上昇ペースが速まり、また市場予想と比べても高い伸び。前年比較で1.70%上がった。

Posted by 松    11/5/10 - 08:42 

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