2012年01月27日(金)
10-12月期GDP速報値は前期比2.75%増、予想下回る
[経済指標]
実質国内総生産(GDP) 速報値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 11年4Q | 11年3Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↑ 2.75% | ↑1.81% | ↑ 3.1% | |
| 個人消費 | ↑ 2.04% | ↑1.75% | ||
| 国内投資 | ↑ 20.00% | ↑1.31% | ||
| 物価指標 | ||||
| >GDPデフレーター | ↑ 0.44% | ↑2.57% | ↑ 1.5% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑ 0.70% | ↑2.34% | NA | |
| >>コア | ↑ 1.07% | ↑2.06% |
米商務省によると、昨年10-12月期実質国内総生産(GDP)速報値は前期比2.75%増加した。2009年7-9月期から10四半期連続アップ。しかも、2010年4-6月期以来の高い伸びになるが、市場予想は下回った。
経済の3分の2を占める個人消費支出が2.04%増えた。3四半期ぶりの大幅プラス。消費はGDP同様に2009年7-9月期から増加基調を続けている。耐久財が14.81%増となり、4四半期ぶりの高い伸び。自動車および部品で37.70%ジャンプし、家具も前期より8.55%高い。非耐久財は1.65%増加で、7-9月期の減少からプラス転換である。食品が0.12%、衣料品3.03%それぞれアップ。エネルギー製品は0.45%減少したが、前期のマイナス幅に比べると小さい。サービスでの消費支出は0.22%増加した。2009年10-12月期から連続アップだが、直近の伸び率はこの9四半期で最も小さい。
設備投資が1.73%増加した。2010年1-3月期以来、8四半期続けて伸びた中で、最小プラスだった。建造物への投資で7.24%減少に転落。機器・ソフトウエアが5.20%アップとなり、これは前期の伸び率16.20%から大きくスローダウンした格好である。在庫投資は560億ドル増加し、3四半期ぶりにGDP増加に寄与した。しかも、寄与度が1.94ポイントで、2010年1-3月期以降最も大きい。
住宅投資は前期比10.87%増えた。2ケタ増加は2010年4-6月期に2割強の伸びを記録して以来である。
貿易収支で赤字幅が4058億ドルとなり、前期の4028億ドルから拡大した。輸出が4.65%と前期とほぼ同水準の伸びである。モノが5.02%と前期以上の増加だった一方、サービスの伸び率は前期を下回る3.85%。輸入は4.38%増加し、3四半期ぶりの高い伸びとなった。モノで4.13%、サービス5.52%それぞれアップ。サービスは2010年7-9月期以降最も大きな前期比プラスである。
政府支出が前期比4.56%減った。2010年10-12月期から連続ダウンで、またマイナス幅は3四半期ぶりに大きい。連邦政府による支出が7.31%、3四半期ぶりの減少。州・自治体で2.65%減少となり、6四半期連続ダウンだ。
物価については、個人消費支出物価指数(PCE)が前期比0.70%上昇で、2010年4-6月期以来の低い伸びとなった。エネルギーと食品を除いたコア指数が1.07%上がり、これは4四半期ぶりの小幅プラス。前年比ならPCE 2.55%、コア1.74%となった。
Posted by 松 1/27/12 - 08:33



