2007年12月14日(金)
IEA、08年度の世界石油需要を11.5万バレル上方修正
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は14日に発表した月報で、08年度の世界石油需要を中東地域の需要増などを理由に前月から11.5万バレル引き上げた。供給面ではOPECの生産が11月に前月から18万バレル減少したものの、メキシコ、中国、ブラジルといった産油国の生産増がそれを上回り、世界全体では5.5万バレル増加したとしている。OECD諸国の在庫は消費の52.6日分をカバー、引き続き取り崩しが進んでいるとした。
需要
2007年の世界石油需要は日量8,570万バレルと前月から6万バレル下方修正、一方2008年度の需要は11.5万バレル引き上げられ日量8,780万バレルとなった。07年度の需要は前年比で1.1%、08年度は2.5%増加する。08年度の引き上げはサウジを中心とした中東諸国の石油化学工業の需要増によるもの。
供給
11月の世界石油生産は日量8,650万バレルと前月から5.5万バレル増加、メキシコ、中国、ブラジルといった産油国の生産増がOPECの生産減をカバーした。非OPEC諸国の生産は2007年が日量5,020万バレル、08年が5,125万バレルとそれぞれ前月から約5万バレル上方修正されている。OPECの11月生産は日量3,110万バレルと前月から18万バレル減少。油田のメンテナンスによりUAEの生産が40万バレル減少、他の加盟国の生産増がその分を幾らかカバーした。OPECへの石油需要(Call on OPEC)は07年度が日量10-20万バレル引き下げられたものの、08年度は10万バレルの引き上げ。中でも1-3月期は30万バレル引き上げられた。
在庫
10月末時点でのOECD諸国の石油在庫は前月から2,240万バレル減少、過去5年平均をやや下回る水準にある。欧州圏の石油製品在庫が急速に取り崩されており、11月もこの傾向が強いという。在庫は消費の52.6日分をカバー、前月の52.8日から僅かに減少した。
製油所稼動
世界の製油所稼動は12月に日量7,490万バレルと冬季需要に備えたピークに達すると予想。来年1月も同水準を維持すると見ている。1-3月期平均では、日量7,430万バレルと前年同期を約100万バレル上回る。
Posted by 松 12/14/07 - 07:34



