2012年06月01日(金)
5月非農業雇用数は前月から6.9万人の増加、予想大きく下回る
[経済指標]
非農業雇用数
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、単位1,000人
| 12年5月 | 前月比 | 12年4月 | 市場予想 | ||
| 非農業雇用数 | 133009 | ↑69 | ↑77 | ↑150 | |
| 民間雇用数 | 111040 | ↑82 | ↑87 | ↑168 | |
| 週平均労働時間 | 34.4 | ↓0.1 | 34.5 | 34.5 | |
| 時間あたり賃金 | $23.41 | ↑0.09% | ↑0.09% | ↑0.2% |
米労働省が発表した5月の非農業雇用数は、前月比で6万9000人増加した。昨年5月以来、ちょうど一年ぶりの小幅プラスで、市場予想も大きく下回る。また、4月の増加数が11万5000人から7万7000人に改定。3月は14万3000人増加で、これも従来推定より小幅プラスだ。2012年最初の5ヶ月間で雇用は82万3000人増加、月平均の増加数が16万4600人になる。今年に入って4月まで平均20万を超える増加だったのから、雇用ペースのスローダウンで20万を割り込んだ。
非農業部門雇用から政府の1万3000人減少を差し引き、民間だけでは8万2000人の増加となった。1月に2006年2月以来の大幅増加を記録してから2月以降は増加数の縮小を続け、5月は昨年8月以来の小幅プラスだ。
資源・鉱業や建設を含めた製造全体の雇用は、前月比1万5000人減少し、昨年8月以来のマイナス転落となった。また、減少数は2010年2月以降最大である。要因は建設雇用の落ち込みで、2万8000人と2010年5月以来の大きな前月比マイナスだった。
鉱業が1000人増加した。3-4月に横ばいを続けたのからやや上向いた。製造業だけでは1万2000人増加した。昨年10月から増加基調を続け、また4月の増加数改定により、5月は前月よりも雇用ペースが速い。耐久財が1万3000人と前月以上の増加数。自動車および部品の需要が依然として堅調だったほか、金属関連、機械、半導体などで雇用が進んだ。一方、非耐久財に関すると、4月の前月比が従来の増加から減少に改定となり、5月も減って2ヶ月連続ダウン。ただ、1000人減少で、4月の2000人よりは小さい。食品、飲料・タバコが増えたが、アパレル、化学、石油など非耐久財では減少が目立った。
民間サービス業は9万7000人増え、4月に8万3000人(修正値)と昨年8月以来の小幅増だったのから若干ペースが加速した。教育、医療が前月以上の増加。金融は、銀行保険で7ヶ月ぶりのマイナス転落だったが、不動産・リースの雇用が前月を上回る伸びとなった。小売は2ヶ月連続アップとなったものの、2300人と前月の1割にも満たない増加数である。
プロフェッショナルサービスが1000人減少した。2010年3月以来の前月割れ。会計関連で1万4000人と2003年3月以来の大きな落ち込みだったのが響いた。一時雇用は9200人増。2ヶ月連続アップだが、前月より小幅だ。ホテル・外食サービスは8900人増と昨年5月以降最も小さいプラス幅。美術・レクリエーションは1万8700人減って、2010年9月以来の大幅ダウンとなった。
政府雇用の1万3000人減は、昨年11月以来の大きな減少数である。連邦政府と州政府いずれも5000人ずつ減り、地方自治体では3000人ダウン。
週間平均労働時間は34.4時間だった。前月から0.1時間減り、昨年11月以降最小。市場予想も下回った。時間あたり賃金は23.41ドルとなり、前月比0.09%上昇で市場が見越していたより低い伸びである。賃金の前年からの伸び率は1.69%で、2010年11月以降最も小さい。
Posted by 松 6/1/12 - 08:46



