2012年09月07日(金)
8月非農業雇用数は前月から9.6万人増加、予想下回る
[経済指標]
非農業雇用数
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、単位1,000人
| 12年8月 | 前月比 | 12年7月 | 市場予想 | ||
| 非農業雇用数 | 133300 | ↑96 | ↑141 | ↑130 | |
| 民間雇用数 | 111400 | ↑103 | ↑162 | ↑144 | |
| 週平均労働時間 | 34.4 | →0.0 | 34.4 | 34.5 | |
| 時間あたり賃金 | $23.52 | ↓0.04% | ↑0.13% | ↑0.2% |
米労働省が発表した8月の非農業雇用数は、前月比で9万6000人の増加とった。前月から増加ペースが鈍り、市場予想も下回った。7月の増加数は16万3000人から14万1000人に改定、6月の増加数は4万5000人と、やはり従来推定の6万4000人から引き下げられた。
非農業部門雇用数は2012年に入って111万4000人増加、月平均の増加数は13万9250人となった。前月時点での約14万5000人(修正値)から伸び悩んだ格好となる。
政府の7000人減少を差し引いた民間だけの雇用数は前月から10万3000人増加と、前月の16万2000人(修正値)からペースが鈍った。
資源・鉱業や建設を含めた製造全体の雇用は前月比1万6000人、3ヶ月ぶりに減少した。製造だけでは1万5000人と昨年9月以来の前月割れ、2009年12月以降最大のマイナス幅である。耐久財は1万7000人減とやはり2009年12月以来の大きな落ち込み。中でも自動車および部品が7月に昨年1月以来の大幅増加だったのから7500人減と2010年8月以来の大幅マイナスに転じたのが目立った。自動車関連は1年ぶりの前月比マイナスでもあった。このほか、金属関連、半導体や電子機器などハイテクの一部が落ちた。非耐久財は2000人増えた。5-7月と連続で1000人増だったのからわずかにペースが速まった格好になる。増加に寄与したのが食品製造で、4800人アップ。プラスチック、印刷関連も前月比プラスだったが、アパレルやテキスタイル、紙・紙製品などは減少した。
鉱業雇用は2000人減少、7月は速報で減少だったのから横ばいに改定となった。一方、建設は7月に前月と同水準だったのから、8月には1000人増加に転じた。
民間サービス業は11万9000人増加、雇用全体と同様に前月から伸び悩んだ。プロフェッショナルサービスは2万8000人と3ヶ月ぶりの小幅プラス。一時雇用は4900人減り、3月以来でマイナスに転じた。教育と医療の雇用ペースも前月より鈍い。小売は6700人のプラス転換。金融関連は7000人と3ヶ月ぶりの大幅増加になり、金融・保険だけなら1万1200人と2010年9月以来で1万人を超えた。一方不動産・リースは3ヶ月連続減少、マイナス幅は4800人と昨年6月以降最も大きくなった。ホテル・外食サービス、美術・レクリエーションは共に雇用が前月以上のペースで伸びた。
政府雇用は7000人と6ヶ月連続で減少となったが、7月の減少数が2万1000人と速報の2倍以上に改定となったことから、8月は大きくペースダウンしたことになる。連邦政府では3000人と昨年3月以来で前月から増加した。一方州政府は6000人と4ヶ月連続減少となった。地方自治体による雇用は4000人減少、今年に入って減少が続いている。
週間平均労働時間は34.4時間となった。7月の修正によって8月は前月比横ばいとなり、市場予想を下回った。時間あたり賃金は23.52ドルと前月から0.04%減少、市場の上昇予想に反して昨年8月以来でマイナスとはった。前年からの伸び率は1.73%だった。
Posted by 松 9/7/12 - 08:59



