2008年01月16日(水)
全ての地区で成長続くもペース減速・ベージュブック
[経済指標]
米連邦準備理事会(FRB)は15日に発表したベージュブックで、調査の対象期間であった昨年11月半ばから12月にかけて全ての地区で経済成長が続いたものの、前回報告と比べるとペースは減速したとの見解を示した。地区連銀のうち7行が小幅拡大と評価し、2行はまだら模様とレポート。残る3行は伸びが鈍っていると伝えたという。
ベージュブックによると、ほとんどの連銀は、小売販売結果が年末の消費支出の低調や自動車販売のさらなる弱含みを示していると報告した。しかし、観光絡みの支出はほとんどの地区で拡大。不動産については、住宅市場の減速が全国的に続き、商業用でも需要鈍化のサインを記す報告がいくつかあった。製造業はセクター間でまちまち。弱含んでいるのは住宅関連や自動車関連と記した。一部連銀は、輸入品との競争が激しい産業では輸出も含めて需要が伸びたことを指摘した。金融を除くサービス業が全般にしっかり。しかし、輸送サービスで需要が鈍っていることを取り上げる連銀も複数あった。
住宅ローンの需要がさらに減り、企業向け不動産融資もまちまちと評価している。一部地区では消費者融資全般に縮小。法人融資は全般にまだら模様だった。ほとんどの連銀が融資基準の引き締めを報告した。
ほぼ全ての地区において、建設業や他の住宅に絡む雇用需要が引き続き減少した。一方、金融以外のサービス業は経験のある人材が依然として求められている模様。賃金の伸びは全般に落ち着いていた。食品や石油製品、金属の価格、エネルギー関連コストが上がったと多方面から報告があった。また、多くの産業で生産や出荷でも燃料費の上昇に伴ってコストが高くなっている。農産物需要は基本的に上向きで、南東部の干ばつに見舞われた地域以外では生産状態も好調だった。一部地域では石油やガスの採掘・生産が伸びた。
今回の地区連銀経済報告(ベージュブック)は1月7日前に収集した情報データをもとにアトランタ連銀が取りまとめた。
Posted by 直 1/16/08 - 14:34



