2013年08月29日(木)
4-6月期GDPは前期比2.52%増に上方修正、予想も上回る
[経済指標]
実質国内総生産(GDP)改定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 13年2Q | 速報値 | 13年1Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↑2.52% | ↑1.67% | ↑1.15% | ↑ 2.1% | |
| 個人消費 | ↑1.76% | ↑1.77% | ↑2.26% | ||
| 国内投資 | ↑9.92% | ↑8.98% | ↑4.72% | ||
| 物価指標 | |||||
| >GDPデフレーター | ↑0.75% | ↑0.75% | ↑1.35% | ↑ 0.7% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑0.03% | ↑0.03% | ↑1.08% | NA | |
| >>コア | ↑0.81% | ↑0.82% | ↑1.36% |
米商務省によると、4-6月期実質国内総生産(GDP)は前期比2.52%の増加となった。速報値で1.67%増だったのから上方修正。市場予想も上回った。GDPは3-四半期ぶりの高い伸びである。
GDPの上方修正に寄与したのが貿易収支で、赤字幅が速報の4513億ドルから4220億ドルに改定となった。しかも、修正に伴い、前期の4223億ドルから僅かに縮んだ。輸出が速報で5.37%増加だったのに対し、改定値は8.57%増加。モノだけで伸び率が10.13%と速報時の2倍近い。輸入は9.54%増だったのから6.97%増に引き下げで、モノの輸入もまた7.10%と速報での9.80%よりプラス幅が小さくなった。サービスに関すると、輸出で5.22%増加、輸入は6.31%増となって、いずれも速報の伸び率から下方修正だった。
在庫投資の増加幅が567億ドルから626億ドルに上方修正となった。この結果、GDPへの寄与度は0.59ポイントと、やはり速報での0.41ポイントより大きい。
経済の3分の2を占める個人消費支出が前期から1.76%増えた。伸び率は速報段階での1.77%とほぼ変わらない。しかも、耐久財と非耐久財はそれぞれ6.09%、1.77%の増加で速報値の6.51%、2.00%から下方修正となった。自動車および部品が0.84%減少し、これは速報時の0.42%より大きな落ち込みである。衣料品とエネルギー生産は増加でも、揃って速報の7.61%から5.76%、4.64%から0.89%に引き下げとなった。サービス消費が1.06%増で、伸び率は0.94%から上方修正。ただし、1-3月期の1.52%からは増加ペースがスローダウンである。
設備投資は速報での4.59%増に対し、改定値は4.40%の増加だった。知的財産権が速報時に前期比3.86%増だったのが、0.90%減少に改定で、この結果、2010年4-6月期以来のマイナス転落になった。反面、建造物への投資は16.20%増加で、速報の6.84%から大幅上方修正である。機器にしてもやはり伸び率が4.05%から9.24%と2倍以上に改定。
住宅投資は前期比12.89%増えた。2010年10-12月期から連続の増加で、前期の12.53%も上回る伸び。しかし、速報値の13.35%からは下方修正である。
政府支出は0.95%減少し、マイナス幅が0.41%から改定となった。3-四半期連続の減少だが、下方修正でも1-3月期や昨年10-12月期に比べると小幅のマイナスである。連邦政府の支出が1.63%減り、やはり速報での1.53%より大きな落ち込み。また、地方政府は速報時に0.32%増加だったのが0.51%減少に改定され、4-四半期連続して前期を下回ったことになる。
物価に関しては、個人消費支出物価指数(PCE)が速報値と同じく0.03%と僅かながらの上昇だった。エネルギーと食品を除いたコア指数は0.81%上がり、伸び率は速報値の0.82%でほぼ据え置き。
Posted by 松 8/29/13 - 08:57



