2015年05月07日(木)
15/16年世界穀物生産初回見通し、25.092億トンに減少・FAO
[穀物・大豆]
国連食糧農業機関(FAO)は7日、世界の2015/16年度穀物生産が25億920万トンになるとの初回見通しを発表した。2014/15年度に25億4830万トン(修正値)と過去最高を記録したのから1.5%の減少だが、過去5年平均は5%近く上回るという。減少は主にコーンによるとし、9億9500万トンと前年から3000万トンほど落ち込むのを見越す。コーンを含む雑穀類生産予測は12億9000万トンで、前年から2.6%減少し、3年ぶりの低水準になる。に関すると、南半球で減少予想であることを示した。具体的に南アフリカの生産が干ばつ要因から33%落ち込み、アルゼンチンとブラジルでは価格面から減反の見通しとした。
2015/16年度の穀物消費予測は前年比1.0%増の25億2190万トンとした。増加基調を続けるものの、2014/15年度の2.6%や2013/14年度の4.8%より小幅増になる。背景にあるのが雑穀の飼料用と工業用消費減少が背景にあり、中でもエタノール生産がここ数年から急速に伸びていたのから一服と見られるためという。一方食用の穀物消費は世界の人口増加ペースに沿って伸びる見通しであり、人口一人当たりの年間消費は153.0キログラムで安定するという。小麦の消費見通しが前年を0.6%上回る7億1610万トン、雑穀類は12億9750万トンで、前年から1.0%増とした。
2015/16年度穀物貿易は3億4940万トンと、2年連続の減少を見越す。ただ、マイナス幅が0.6%と2014/15年度の1.8%より小さい。小麦とオオムギが減少し、一方、コーンとコメは小幅増加の見通し。穀物の期末在庫見通しに関すると、2014/15年度を6億4530万トンから6億4560万トンに改定。2015/16年度には6億2660万トンに縮小の見方だが、それでも2013/14年度の6億940万トンは上回る。
Posted by 直 5/7/15 - 11:19



