2015年05月13日(水)
IEA、世界石油需要見通しを前月から据え置き
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月報で、2015年度の世界石油需要を日量9,360万バレルと推定、前月から据え置きとした。前年比では110万バレルの増加となる。2014年の伸びは前年比で70万バレルとなった。欧州圏の景気の回復や、1-3月期に厳しい寒さとなったことで、OECD諸国の需要見通しは引き上げられたが、旧ソ連邦や中東、南米の需要見通しの引き下げで相殺された。
4月の世界石油生産は日量9,570万バレルと前月から50万バレル増加した。前年比では、320万バレルの増加と、前月同様に大幅な生産の伸びを維持している。OPECの4月石油生産は日量3,121万バレルと、前月から16万バレル増加、2012年9月以来の高水準となった。イランやイラクの生産が増加した他、サウジの生産は日量1,000万バレル台に達した。OPECに対する石油需要(Call on OPEC)は、2015年後半の見通しが日量3,000万バレルに引き下げ、非OPEC諸国の生産増が背景にある。
3月末時点でのOECD諸国の石油在庫は、原油が3,840万バレルの積み増しと、季節的には減少傾向にあるにも関わらず増加した。米国内の原油在庫の増加が背景にある。石油製品在庫は小幅ながら減少、需要の30.3日分をカバーしている。速報データによると、4月末時点での在庫は、前月から3,580万バレル増加した。
製油所稼動は、2015年4-6月期が日量 7,780万バレルと、1-3月期の7,820万バレルから季節的な減少が見られると予想されている。アジアや欧州の稼働率の上昇により、1-3月期と4-6月期の見通しは共に前月から引き上げ、前年同期比で140万バレル増加する。
Posted by 松 5/13/15 - 04:53



