2016年06月14日(火)
IEA、世界石油需要見通しを前月から引き上げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は14日に発表した月報で、2016年度の世界石油需要が前年比で130万バレル増加するとの見通しを示した。前月からは10万バレルの引き上げとなる。2016年1-3月期の需要の伸びは日量160万バレルと、前月から20万バレル上方修正した。また2017年度の需要は、日量9,740万バレルに増加するとの見通しも示した。
5月の世界石油生産は日量9,540万バレルと、前月から80万バレル、2013年初め以来の大幅な減少となった。OPECや非OPEC産油国の供給停止によるもので、前年を59万バレル下回る水準にある。非OPECの生産は、2016年度には前年から90万バレル減少する見通しだが、2017年度には20万バレル増加するとした。
OPECの5月石油生産は日量3,261万バレルと、前月から11万バレル減少した。武装勢力の攻撃の影響で、ナイジェリアの生産が大幅に減少、中東産油国の増産でもカバーできなかった。イランの今年度の生産増はOPEC内でもっともペースが速くなるのは明らかで、日量70万バレルは増加するという。
OECD諸国の在庫は4月末時点で30億6,500万バレルと、前月から1,440万バレル増加、前年同月からは2億2,200万バレルの増加となる。米国のドライブシーズン到来を控え、ガソリンの在庫は平年を大幅に上回る水準まで増加、中国でも同様の動きとなっている。
製油所稼動は、2016年4-6月期が前年比でほぼ変わらずと、前年から先送りされていた製油所のメンテナンスが本格化した影響が出ている。一方7-9月期に向けた季節的な増加は前期比で230万バレルと、記録的なものになる見込みとなっている。
Posted by 松 6/14/16 - 08:20



