2008年08月08日(金)
4-6月期労働生産性は前期比2.21%上昇、予想下回る
[経済指標]
米労働省が発表した4-6月期の労働生産性速報値は年率換算で前期比2.21%上昇した。1-3期の伸び率2.59%(2.62%から改定)よりペースは鈍り、市場予想も下回っている。単位労働コストは1.34%上昇。4四半期連続の前期比プラスだが、この間で最も低い伸びとなった。生産伸び率は 1.66%で、前期の0.91%より高い。一方、労働時間は0.54%低下した。これは1-3月期に1.63%のマイナスだったのから下げ渋り、3四半期ぶりの小幅ダウンである。
製造業の生産性が1.44%低下した。前期比マイナスは2006年1-3月期以来であり、下げ率ではさらに遡る 2003年10-12月期以来の大きな落ち込みだ。非耐久財は0.70%上昇したが、耐久財で3.52%落ち、これは1990年10-12月期以降みることのなかった大幅ダウンである。製造業全体で生産、労働時間がそれぞれ5.53%、2.09%のマイナス。一方、単位労働コストは6.12%と2006年 10-12月期以来の高い伸びだった。
Posted by 直